こんにちは。西性寺です。
11月を迎え、寒い日々がやってまいりました。
寒くなると、不思議と心もさみしく感じたり、孤独を感じたりすることがあるかもしれません。実際に科学的にも寒さと孤独感の関連性があると認められているそうです。
とはいえ、寒いから直ちに孤独を感じるわけではないと思います。あくまでも寒さは孤独を「感じやすい」状況であって、私たちが孤独を感じる直接的な原因は「自分に関心が向けられていない」と感じることではないでしょうか?
大人数の飲み会で自分だけ話かけてもらえなかった、メールやLINEを送ったのに返信がなかった……そういうときって、孤独ですよね。
そんなとき「一人であると感じるときはあるかもしれませんが、決して独りではありませんよ」と、そっと寄り添ってくださる方がいらっしゃいます。それは阿弥陀さまという仏さまです。
「阿弥陀(あみだ)」とは昔のインドの言葉で、「限りない光といのち」という意味です。
私たち人間は興味を持つもの、関心を持つものにどうしても限りが出てしまいます。
ですが、阿弥陀さまはその意味の通り、「限りのない」関心の幅をお持ちの方です。つまり、自分は誰にも関心を向けられてないと感じていたとしても、ただ阿弥陀さまだけは片時も忘れることなく、この私を見つめてくださっています。
五感で感じることはできないけれども、私をしっかりと見てくださる方がいる。
そう思うだけで、少し心が軽くなりませんか?
トップ写真について
今回のトップ写真は、2023年の秋に福岡県の関門海峡で撮影した夕焼けです。寒くなると空気が澄み、風景の写真を美しく撮影できます。寒さとの戦いではありますが……。