季節の変わり目に、お念仏はいかがでしょうか?

3月17日から23日は春のお彼岸です。「暑さも寒さも彼岸まで」と言われたように、お彼岸は季節の変わり目としても人々に認知されてきましたが、最近の気候はその限りではありませんね。

さて、どうして我々はお彼岸にお参りをし、手を合わせるのでしょうか。
そもそも、お彼岸は仏教が伝えられてきたインドや中国にはない、日本独自の風習です。仏教では、阿弥陀さまがおられるお浄土が「西」の方角にあると言われています。そこに、日本古来の信仰として、太陽や自然、ご先祖様を崇拝する風習が合わさり、お彼岸に改めてご先祖様に手を合わせることで、極楽浄土へ参らせていただくことができるとされたといいます。

さて、「京大芸人」としてお茶の間を賑わせている宇治原さんをご存じでしょうか。
宇治原さんは、受験勉強の時に、「教科書に線を引かない」ということを大切にされていたそうです。なぜ線を引かないのかといいますと、教科書に重要ではない箇所はないからだそうです。確かに、そのとおりです。

すべての物事はつながっている(縁起)といいますので、受験勉強において重要ではない箇所は無いのです。ですが、それを実践するのはとても大変ですよね。
もしかすると、お念仏も同じことが言えるのかもしれません。どんなときでも「お念仏」は有り難いものです。ですが、それを実践するのはとても大変です。だからこそ、先人の方々はお彼岸という、節目節目のお念仏をより強く勧められているのかもしれません。写真は、西本願寺の奥へ沈む夕日の様子です。

お彼岸のいわれは諸説ありますが、沈みゆく綺麗な夕日を眺めて、手を合わせずにはいられないと当時の方々は思われたことでしょう。皆さまも、ぜひこの機会にお手を合わせてみてはいかがでしょうか。